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2009年8月27日 (木)

9/3-6『茶釜狸、秋の夜長に…』

先日の『ちょっと2あした』は好評のうちにあっという間(11分間の作品でした...)のうちに終わりました。終演後は四ノ宮祭(六地蔵巡り)で賑わうお地蔵様に御参りしてきました。
さて、気付けば来週に迫った『阿部達雄ひとり芝居「茶釜狸、秋の夜長に大和屋善四郎に遭ふこと」』の本番。一人芝居なのですが、私も黒子姿で共演(?)しています。この作品は猫会議朗読公演の作者としてお馴染み、森嶋也砂子の書き下ろし。私も初めて読んだ時「いいなぁ...」と思いましたが、なんと「第18回紫式部文化賞選考委員特別賞」を受賞しました。

今は昔、桃山時代の物語。小さな部屋に一人の男が縛められている。その正体は一匹の「狸」で、かつては、茶釜に化けてお寺に参詣する人々に茶釜踊りを披露したり、人間の姿に化けて寺男をしながら過ごしていた。だが、ある時以来、この「ひとのかたち」が解けなくなってしまっている。そこへ太閤秀吉より「茶釜に化けろ」という命令が下り、捕われてしまったのだ。元の「狸」の姿にも戻れず「茶釜」にも化けられない苦悩。彼の耳に聞こえてくるのは、賑やかな鼓の音と、忘れられない「旦那さま」の優しい声だった…。

というストーリーです。もっとも狸の似合う役者=阿部達雄が、一匹の愛おしき魂を演じきります。また、スタッフワークは照明に森田智子、音響効果に黒田治という、『斬念』『ウィッシュリスト』コンビ。さらに、青木勉による舞台美術も見どころです。

猫会議公演
阿部達雄ひとり芝居「茶釜狸、秋の夜長に大和屋善四郎に遭ふこと」
作:森嶋也砂子  演出:飛鳥井かゞり
出演:阿部達雄 中田達幸
日時:9月3日(木)19:30、4日(金)19:30、
    5日(土)14:00/19:00、6日(日)14:00
会場:人間座スタジオ(京都市左京区下鴨東高木町11)
    TEL.075-721-4763
問合せ:jack_zero@k.vodafone.ne.jp(阿部)
    TEL.&FAX.075-722-1813(ナカタ)
猫会議URL:http://www.k4.dion.ne.jp/~a.kagari/

秋の夜長に、人と動物との心の交流が、「優しく」「楽しく」そして「せつなく」描き出されます。御予約・御来場お待ちしております。

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2009年8月17日 (月)

山科醍醐創作劇プレ-8/22

京都は「五山送り火」を終えると「夏も終わりやねぇ」なんて会話になります。ついこの前まで「梅雨」だったんですけど...。私のマンションの屋上から「大文字」がよーく見えます。今年は「宮沢賢治」「夕凪の街 桜の国」「野ばら」というラインナップの影響もあってか、送り火をより深く感じた夜でした。
さて、昨年好評だった「山科醍醐こどもの創作劇」を今年は10/12(祝)に上演いたします。今年も老若男女個性豊かなメンバーが集まりました(市民ミュージカルからも4名参入しています)。そのプレ公演をやっちゃいます。20分足らずの上演時間に関わらず、出演者は30名!? 当日は山科ではちょっと有名な四ノ宮祭(山科六地蔵めぐり)。並ぶ露店を楽しみながら「ちょっと」お芝居も観に来ませんか?

●第2回山科醍醐こどもの創作劇 -プレ公演-
 『ちょっと2 あした』(ちょっとちょっとあした)
●入場無料
●8月22日(土)
 ◎ちょっとおしばい その1・・・17時〜17時20分
 ◎ちょっと かみしばい  ・・・17時30分〜17時50分
 ◎ちょっとおしばい その2・・・18時30分〜18時50分
●安朱保育園ホール(安朱保育園地蔵盆まつり)
 山科駅より徒歩約5分(旧三条通りを東へ北側)

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2009年8月 7日 (金)

連鎖...8/6を過ぎて

8/1の放送劇『夕凪の街 桜の国』はお陰さまで好評のうちに幕を閉じました。広島原爆投下から10年後、「生き残ってしまった」という一種の"罪悪感"に捕われていた娘が、ようやく「幸せになりたいと願ってもいい」と思えるようになった矢先に原爆症を発症し息を引き取ってしまう…「ひどいなぁ...てっきり私は死なずにすんだ人かと思ったのに...」。原爆は戦争を終わらせる為にではなく、人を殺す為に落とされた。少女の上に少年の上に、母の上に父の上に、老人の上に赤子の上に...。明後日は8/9。

今日は「よだか」のプラネタリウムver.の本番だ。劇場や小空間と随分勝手が違う「プラネタリウム」に現場稽古で四苦八苦していたが、昨夜のリハーサルで何とか形になった。先月のロビー空間とは「全く違う作品」になったとも言える。その「宮沢賢治『よだか』」の話。よだかはある時に気付く…「あぁ、甲虫やたくさんの羽虫が毎晩僕に殺される。そしてそのただ一つの僕が、今度は鷹に殺される。それがこんなにつらいのだ。あぁ、つらい...つらい...。僕はもう虫を食べないで飢えて死のう...」。

核を持っている国が、核を批判する…よだかやサソリらなら戦争を止めることができるだろうに…。

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