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2008年11月26日 (水)

四万十100km完走記[6]

【レストステーション】
60kmを過ぎ、レストステーションの「カヌー館」への道路表示が現れるようになる。「よし!」とひと気合い。しかし、走れど走れどなかなか着かない…「まだかーい!」と何度思ったことか。62.2km、ようやく着いた。入口にIさんの奥さんとUさんがいて、「早い! おつかれさま!」と声をかけて戴いた。その隣にはひときわ目立つKッシーさん! …「調子どう?」「お蔭さまで順調っす!」「次はゴールで待ってるよ!」。ありがとうございます、ラン友は本当にありがたい。預けていた荷物を受取り、Mりもさんから戴いていた「阿闍梨餅」を食す。ここまで来た自身への御褒美だ。アミノゼリーを飲みながら掲示板への書込み。靴下を脱ぎ、肉刺ができていないかチェック。膝のテーピングを強化。給食のおにぎりを戴き、味噌汁も勧められたので戴く。飲み干して気付いたが、底に小さな豆腐が入っていた。うーん...コップを上に向け底を叩いていると「さぁ、行くで!」と肩を叩かれる。「?」Sちゃんだった...追い抜かれた!? 慌てて私もスタート。時計を確認すると28分も滞在していたことに気付く...休み過ぎか? とにかく数十メートルでSちゃんを抜き返し「ゴールで待ってるよー」と声をかけた。
PhotoPhoto_2【厳しい…ペースダウン】
しかし、ここからペースが落ちていった。67-68kmのラップは8分半、68-69kmは8分50秒、69-70kmは11分。ついにキロ10分を超えてしまった、ムムム...。そして、二度目の沈下橋。渡り切ったところで「生ビールどうぞー!」の声。え!? 何!? 想定外!?!?!? 沿道の方がコップに生ビールを注いで並べておられた。「いただきまーす!!」うまい!! 同じく停まっているランナー達と「やっぱりコレですよねぇ!」と談笑。「えー? よう飲めるなぁ...」と怪訝そうに横を通るランナーもいましたけどね。気力復活!
気分は良くなったもののペースは相変わらず8分40秒-11分(もはや歩きのスピード!?)で推移...厳しい。とにかく次の目標ポイントは「私設エイド」である。四万十ウルトラ名物の別名「ビールエイド」(地元の方がやっておられるスペシャルエイドで、常連ランナーもあそこへ行くことをとても楽しみにしておられるとのこと。前夜祭で私設エイドを出される方にTしたさんは「今年もよろしくお願いします」とお土産を渡しておられた)。ここまで全く気にしていなかった関門タイムが気になりだすほどの状態だったが、とにかく何がなんでも「私設エイドでBEERを飲むのだー!!」の思いで前へ進む。80km過ぎって聞いてたけど、まだ着かないよー! ...PM3:54(10時間54分経過)

・・「私設エイド編」へ続く・・

(写真=沈下橋/掲示板をチェックしながら橋を渡る)

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2008年11月20日 (木)

四万十100km完走記[5]-補足

【補足です】
「沈下橋」に差し掛かる時、ピンクの鉢巻を発見した。後ろから「Sちゃん」と声をかける。ようやく追い付いた。2人で橋を渡っていると、Oさんが向い側から来た。橋上で2人の写真を撮ってあげて、私は「じゃぁ、お先に!」てことで先行。実は少々動揺が…Sちゃんに「ようやく」追い付いたということ。そして、Mりもさんの背中はまだ見えない。「みんな速えーなぁ」
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さて、完走から1ヶ月経ってしまいましたが、完走記は未完。そうこうしているうちに次のマラソン大会がやってきちゃいました。11/23(祝)、福知山でフルに出ます。今年も目標はサブ4!

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2008年11月17日 (月)

四万十100km完走記[5]

Photo_2Photo【四万十川!】もうすぐ下りが終わる…木々の間からついに四万十川が見えた! そして、川沿いのコースになった。「最後の清流」と呼ばれるその姿は、とにかく大きい! そして、鴨川や淀川のような堤防などなく、まさに「自然のまま」だ。川を見ながら気持ち良く走る。橋を渡ると多くの応援者たちの姿があった。希望者を乗せてここまで運んでくれる「応援バス」というシステムがあるのです。先日のNHKの番組で家族が応援していた場所がここでした。皆さんに手を振っていると、前方に「アフロチーム(?)」発見! 事前にTしたさんから聞いていた四万十ウルトラの名物らしい。近付きちょっとおしゃべり。元気をもらって前を向き直すと、今度は前方から「いーよGOGO! タっちゃん来た-!」という声…え!? 誰!?!?!? その声の主は黄色のジャケットに「盛り上げ隊」のたすき…Kッシーさんだ!! 嬉しい!! 駆け寄ると「足大丈夫? エアーサロ○パスあるで、冷やす?」と訊かれた。「大丈夫!」と答えると、「じゃぁ、入れとく?」その手にはBEER!! 答えはもちろん「戴きます!!」泡注入(別名:ガソリン注入)さらに元気UP!!!
陽射しが強くなってきた。40kmを過ぎてしばらく走っていると、明らかにペースの違うランナーが混じってきた。時計を見ると60kmの部(約300名)のスタート時刻10時をまわっていた。白ゼッケンは60kmの部のランナーだ。全体的に「若い」感じがするのは気のせいだろうか?
1【沈下橋】約54kmの辺りにある「沈下橋」を走る。四万十川に多く架かっている古い形の石橋。川が増水した時でも橋が流されないように水が橋の上を流れるようになっていて(つまり橋が流れの下に沈んでしまうわけです)、流木等が引っかからないように欄干もありません。京都の「流れ橋」とはまた違った発想です。コース上にはもう一つ沈下橋があり、そこではちゃんと渡るのですが、ここでは、渡ったらまた引き返すという往復使い。広い橋ではないので、ランナーと擦れ違う時にはちょっとスリリングな感じがしました。
Photo_3一旦川を離れ、また峠を越える。今回は標高150M程で距離も短いのだが、その角度はハンパではない。のきなみ周りのランナーは歩き出す。スタートしてまだ15km程しか走っていない白ゼッケンまでも…(いや、君らの足はまだ余裕のはずやろ)。私は今回、「完踏」ではなく「完走」したい。だから、歩きのスピードとほとんど変わらなくとも、ランの姿勢をとり続けた。まぁ、下りきった頃には登りで抜かした大半のランナーに抜き返されましたが…(峠の途中には写真のような絶景がありました)。再び川沿いコースに。お昼もまわり、60km地点で12:35(7時間5分)となりました…世間ではお昼ご飯だなぁ。

・・「レストステーション編」へ続く・・

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2008年11月11日 (火)

四万十100km完走記[4]

Photo_2【序盤の峠】
すっかり夜も明け、スタートから1時間10分が経過した時、10km地点に来た。ここまでキロ約7分ペース。そして、眼前には山が待ち構えている。これから標高600m超の峠を越える。100kmの長丁場レースでは「上り坂は歩く」という人もいるのだが、私は「坂」がどちらかといえば好きなので「走る」。ペースが落ちたランナーを抜かしつつ進んでいると、Mさんと伴走のNさんの背中を捉えた。「Mさん、追い付きましたよ」と声をかけると、笑顔が返ってきた。「頑張りましょう」と声をかけ、そのまま抜かせてもらった。
今大会では、ドリンクのエイドが約2.5km毎、ドリンクとフードのエイドが約5km毎に設置されている。20kmのエイドで、ブログの掲示板に「峠登ってます」と書き込んだが、その直後に峠の頂上に着き、下りが始まった。掲示板をチェックするとKUROさんから「がんばれー/がんばれる」というコメントを戴いていた。感謝しつつ、「一人で走ってるんじゃない」という思いをあらたにする。
Photo_3「下り坂をどう走るか」これは注意しなければいけないポイントだ。調子に乗ってハイスピードで下りると、足に大きな負荷がかかり、後になってダメージとなって襲ってくる恐れがある。が、なのに、されど、でも…ペースUP! 頭の中ではたくさんの言い訳…「俺って結構下りも得意だし…なるべく負荷をかけないように擦り足気味にしてるし…ここでスピード上げないとバスメンバーに追い付けないし…きつくなってきたら、ペース落としたらいいんだし…etc.」ビュンビュン追い抜く! しかし、それも3km程でセーフティペースに切換えました…いやぁ、小心者ですネ。下り坂も終盤になった30km付近で、眼下の畑に4人程の子供たちが「頑張れー!」と叫びながら走っているのが見えた。「ありがとー!」と返すと周りのランナー達も「ありがとー!!」と大きな声を上げ、皆で少年達に手を振った。隣のランナーが「ああいう応援ってすごく嬉しいですね」とおっしゃり、「そうですね!」と返事をした。子供達やランナー達との交流に、気持ちがとても温かくなった。スタートから3時間半。さぁ、もうすぐ下界だ。

--「最後の清流編」に続く--

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2008年11月 5日 (水)

四万十100km完走記[3]

【ドキドキ&ワクワク】
そして朝が来た。荷物の最終チェックだ。今大会では、62kmのレストステーション(カヌー館)とゴール地点に自分の荷物を預かってもらえる。ゴール地点へは着替え等を、カヌー館へは液体鎮痛消炎剤(塗るやつです)やアミノゼリー等のエネルギー補給食を預けることにしている。荷物を確認し、マメ防止の為にワセリンを塗ったり、弱点の膝へのテーピングなど、細々とやっているうちにあっという間に集合時刻になった。バスに乗り込み、ホテルが用意してくれた朝食弁当を受け取った。4時出発。早速、お弁当を戴く。他のメンバーの顔にも昨日とは違う緊張感が表れている。私の隣にはI夫妻。旦那さんが今回初の100kmに挑戦される。奥様はカヌー館で自転車を借り、沿道の何ケ所かで応援される予定だ。後ろには「10時間切り」を宣言していたPくん。サッカージャージ(!?)で走るようだ。その隣に、このブログでもお馴染みのMりもさん。私より少しお姉さん。昨年の福知山マラソンでは終盤に逆転させてもらった。彼女も初100kmだが、タイムはいい勝負になると思う…ライバル視。私の前にはピンクの鉢巻で気合いを入れているSちゃん。3?歳の可愛らしい女性だ。100kmどころかフルマラソン以上の距離を走るのは初めてとのこと。初対面なので走力は未知数だが、彼女には負けたくないなぁ。その隣のOさんは40歳代の男性、Sちゃんと連れ立ってのツアー参加者だ。さらに隣のTさんは50歳代の女性。その前にT姐さん。初100kmだそうだが、この方が速いことは知っている。その隣の神戸から乗ってこられたSさんは40歳代の男性。そして、70歳のブラインドランナーMさん。その伴走者として、カヌー館までの前半を40歳代(?)の男性Nさん、後半を40歳代(?)の女性Uさんがそれぞれ担当する。1番前に座っているのは陽気な四万十ウルトラマスターの50歳代男性Tしたさん。その隣にバスツアー幹事であるKさんが「ゴール後はBEERを用意して待ってますから」と激励してくれる。かつては御本人も100kmに出場していたそうだが、近年は応援専門とのこと。

Photo【そして…スタート!】
夜明け前の町は暗い。しかし、スタート会場である蕨岡中学校はライトアップと松明の明かりでランナー達を待っていてくれた。太鼓の音が響いている。まさしく鼓舞される思い。ランナーに混じって、Kッシーさんが蛍光イエローの目立つジャケットに「盛り上げ隊」というたすきを掛け、笑顔で立っていた。激励を受ける。荷物を預け、トイレに並びながらストレッチ。トイレを済ませ、スタート地点へ移動する。1,400名余りが並ぶ中、バスメンバーは中盤に集まった。T姐さんやTしたさんが写真を撮っている。この2人のペースには到底追い付けないだろうし、この辺りに陣取っている参加者のペースにも追いつけないだろうなぁ。なんて思いながらも笑顔になっている私。ウェストバッグには携帯電話。写真を撮ったり、ブログの掲示板に書き込んだりしながら、今日は丸一日走って楽しむのだ。5:30スターーート!! 拍手をしながらゆっくりと走り出す。スタートラインを越えると少しスピードアップ。ふと前を向けばバスメンバーの背中が遠去かっていく。慌てず私は抑えながら走る。何しろ100kmは長い。夜明け前のコースを街灯や車のヘッドライト、さらにはロウソクの灯で照らして戴いている。独特の雰囲気だ。ボランティアスタッフの方々や沿道の声援、さらに各家の中から手を振ってくださる方々…「いってらっしゃーい!!」…ありがとうございます「いってきまーす!!」。

--「峠600m超編」へ続く--

P.S. 11/6(木)22:00よりNHK総合「見えないことは不幸じゃない ~全盲夫婦の夢と子育て~」という全盲のマラソン・ランナー福原良英さん夫妻のドキュメント番組があります。今回の四万十ウルトラの様子も映し出されるらしいので、レースの雰囲気を少し楽しんで戴けると思います。

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