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2008年7月31日 (木)

戦争の残した爪痕-2人芝居

先日もお知らせした通り、このブログの可愛い住人「プラン君」と今日でお別れです。名残り惜しいですが、感謝を込めて…「今まで本当にありがとう!!」

そして「プラン君」を最も愛してくれたかもしれない“美津江猫"こと飛鳥井かゞりさんの公演が今週末にあります。

猫会議公演『父と暮せば』

作/井上ひさし  演出/右来左往
出演/飛鳥井かゞり・谷田昌蔵
8月2日(土)18:30開演 3日(日)14:00開演 
於/京都府立文化芸術会館[ホール]
料金/前売=3,000円 当日=3,500円 高校生以下=1,000円
お問合せ・お申し込み
 =猫会議 飛鳥井かゞり(kagari.a@s8.dion.ne.jp)まで

広島原爆投下から3年後の、父と娘の4日間。
あの日の朝、瓦礫の下敷きになって、生きながら焼け死ななければならなかった父・竹造。為すすべもなく父を置き去りにして逃げなければならなかった娘・美津江。
—「むごいのう、ひどいのう、なひてこがあして別れにゃいけんのかいのう」「あよなむごい別れがまこと何万もあったちゅうことを覚えてもろうために生かされとるんじゃ」—
井上ひさしさんはこの父娘の姿に、言葉に、戦争で死んでいった多くの人々の思いと、自らのメッセージを込めています。この作品は、戦争が人にいかに大きな悲しみと傷痕を残すかを見事に描きながら、単なる戦争忘れまじの芝居ではなく、その時確かに生きていた人々の想いと、大きな愛を描いています。

宮沢りえさん主演の映画にもなりましたが、やはり元祖は舞台劇です。私もとても好きな芝居ですので、この機会にどうぞ御覧くださいませ!

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2008年7月25日 (金)

初ウルトラ90km完走記[完]

90k【ゴール!】海遊館エントランスへの階段を駆け上がる。その向こうにMリリンさんや先にゴールしたメンバーの顔が見えた。我ら3人に気付き、ゴールテープが用意された。そして「3人揃ってゴール!!」と思いきや、2人が「お先にどうぞ」と促す。「え? 一緒に…」「僕らは今までに何度もゴールしてるし、初ゴールテープは1人占めしろよ」とのこと。厚意とあらば了解した。そして…「ゴーーールーーー(ガッツポーズ)!!!」遂に90kmを完踏した! 続いてAッシーさんとTっちゃんもゴール!! 3人の到着時刻は14:33。各人の記録は、私が13時間33分(90.8km)、Aッシーさんが35時間54分(240.1km)、Tっちゃんはスタートが1時間遅かったので34時間54分(240.1km)だった。

【祝杯!!】さて、これの為に走っているのか、これがなければ走れない…「カンパーーーイ!! ゴクッ! カーッ!」。ゴールには居酒屋エイドのお二人も駆け付けてくれていた。先にゴールしていたメンバーも元気に祝杯をあおっていた。トップゴールは34時間8分(240.1km)のS猫さん。90km組のトップは、経験の違いを見せたPントリーさんの12時間52分。終盤に足底の痛みが出たのか、Kッシーさんは13時間12分だった。その後、14:45に240km組のKさんが、14:54には90km組のYっさん・Sさん・Kさん(紅一点)が揃ってゴール! ここまでのメンバーで風呂屋に行くことにした。

【フィナーレ!!!】銭湯から戻ると、90km組のKさんが15:19にゴールしていた。再び泡。16:05にKさん(39時間35分/240.1km)、16:20にTンさん(29時間46分/180.3km)、16:30にSさん(40時間14分/240.1km)が次々とゴールを果たす。大川峠で調子を崩したOさんは多奈川駅でリタイヤされていたので、残るは「Zさん」のみ。皆でゴールを待ちたいが、都合でYっさんは先に帰られたし、北海道から参加(!?)のS猫さんは「帰りの飛行機の時間が…」と気にされている。「よし、ちょっと見て来るわ」と居酒屋エイドのYちゃんさんが走って行った。そして我々は待った…待った…待った…「ん?、見えた!?、あれだ、来たー!!!」赤いシャツのZさんと隣を走るYちゃんさん。今まで何度もリタイヤしてしまっていたというZさんが、初のゴールを果たすべくこちらに向かってくる。ゴールテープが用意される。「Zやった!」「エライ!!」「がんばった!!」…ゴーーール!!! 16:50(15時間50分)「完走…この言葉が欲しかったんです」Zさんの目に涙。皆も熱いものが込み上げる…感動のゴールシーンだった。

【宴】夕暮れが近付く天保山。数名で打上げに行き、今回のことや今後のレース予定など、楽しくRUN談しました。走りきれたこと、美味しいBeerが飲めることに感謝。

・・ひと月以上過ぎてようやく完結しました。コメントをくださった「コッシーさん」「あべべさん」をはじめ、お付合い戴いた皆様ありがとうございました。あらためて御感想を戴けると嬉しいです(なんて催促してスミマセン…)。

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2008年7月21日 (月)

初ウルトラ90km完走記[8]

【83km過ぎ】参加メンバーには地図が渡されている。総道程240kmが24分割されており、NO.13ブロックからNO.24ブロックが90km組の道程として示されている。先述の「めがね橋」からついに最後のNO.24ブロックに入った。ゴールの「海遊館」の位置が示されている。あとひと息だ(ブログの完走記にお付合い戴いている皆様、ありがとうございます。あと少しですよ!)。まっすぐ北へ進む。大正区に入った。中心をつらぬくメインストリート。ひたすらまっすぐ。沖縄戦の体験記を語る『肝苦りさぁ沖縄』は10年間上演しつ続けている舞台作品だが、その初演時に大正区で、沖縄出身の方々に「試演会」として観て戴いたのは1998年の1月だったか。2002年には大正区にある教会で同作品を上演した。公園や区役所といった見覚えのある町並みを進む。信号が赤になれば、氷を膝に当てストレッチ。青になりトボトボ進み、また赤になればアイシング&ストレッチ。真昼間、近隣の人々には不可解なランナーだろうなぁ…。振り返るとAッシーさんとTっちゃんが見える。前を向けば、行く手に見える高架道路。その真下を走る43号線を目指し、足を前に運ぶ。

【85km辺り】43号線に出た。進路を左に。14時が近付いてきた。先述した「四万十川ウルトラマラソン」は午前5時半にスタートして100kmを14時間以内に走る大会である(某TV局の万全サポート24時間100kmマラソンってそんなに感動的でもないと思うこの頃)。なので、この90kmで14時間かけるわけにはいかないぞと、13時間以内を目標にしていたのだが…。時計を睨み、スピードを上げようとするが、膝はやはり限界だった。それでも「あと5kmを切った」と思うと底力が湧いてくる。そして…14時を迎えたのは、市岡元町交差点86.7km地点だった。進路を左にとり、最後の直線コースに入った。

【大阪港駅へ】あとはひたすらまっすぐ大阪港駅を目指す。4kmラストスパート!! 振り返ると2人の姿が見えない。そんなにスピードアップできてないと思うが? ふと、反対車線を見ると…いた。私は南側を走っていたのだが、彼らは北側を走っていた。このコースを何度も走っている二人に倣い、私も北側に渡る。いよいよ残り少なくなった距離を3人で走る。今日という日の為に4月は月間走行距離270km、5月は260km走ってきた。一週間前からは酒も控え体調を整えてきた。色んな人に激励も受けた。道中も参加メンバーやサポートの皆さんから力を戴いた。快くトイレを貸してくださったコンビニエンスストアの店員さんにもお世話になった。ガソリンスタンドのおじさんも応援の声をかけてくれた。色んな思いがこみ上げ、笑顔になる。ゴールまでの残り少ない時間を惜しむように楽しんだ。海遊館グッズを手にした家族連れらとすれ違う。そういえば日曜日だったなぁ。かつては休日に90km走るなんて楽しみ方は想像できなかったなぁ。おぉっと、駅前に来た。ここを右に曲がれば…見えた「海遊館」!!

・・最終回へ続く・・

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2008年7月14日 (月)

初ウルトラ90km完走記[7]

【70km超】「浜寺大橋エイド(68.6km)」を11:10過ぎに一斉スタートし、一旦差がなくなった6名だったが、70kmを越える頃には各人のペースにかなりの差が出ていた。トップを行くS猫さんは衰えるどころか益々元気。引っ張られるようにKッシーさんが続き、ひたひたとPントリーさんが追う。私の前後はだいぶ離れている。後ろのアッシーさん&Tっちゃんはのんびりペースのようだ。独り旅となった私。見えない前を追う。そして重くなってきた右膝。「サポーター効果もここまでか…」痛い。ペースはどんどん落ちていく。やはり、甘くなかった…どうなる!?

【78km辺り】痛い右膝に歩きそうになりながら「住之江競艇場」まで来た。が、「あかん…」。完全に歩き出してしまった。制限時間には充分余裕があるから、とにかくゴールはするぞ! 昼時でもあるし、エネルギー補給をしようと、コンビニエンスストアに入った。トイレを借りている間に「ひらめいた!!」。糖分補給にあんパンと、ヒラメキの「氷」を買った。氷…アイス…アイシングGood!! である。店を出てあんパンを頬張りながら、ビニール袋に氷を入れる。そしてサポーターを外し、右膝に氷を当てる「気持ちイイー!!」。太腿やふくらはぎも冷やす。もちろん膝は入念に「復活してくれぇっ!!!」と念を込める。そこへ「大丈夫?」とAッシーさん&Tっちゃんの顔。「あぁ、追い付かれたー」と思わず悔しがってしまった。膝のことを説明し、「もうしばらく冷やしてゴールを目指します」と告げ、先に行ってもらった。

Wiki【80kmへ】再びサポーターを着け、立ち上がった。前進する。さっきまでの痛みはだいぶ引いた。氷の袋を膝にくくりつける。すぐにズリ落ちそうになるので動きにくさもあったが、何とか歩かずに「一応、走っている」という姿勢になった。あと10kmと少し。狭い歩幅ではあるが、着実に進んでいる。「よーし、イイ調子だぞ!」と自分を励ます。氷袋を膝から外し手に持つ。そして、抜かされた2人の背中を捉えた。かなりゆっくり走っているようだ。ついに追い付いた。「お蔭さまで走れてます」と声を掛ける。さらに前に出る。あとできっと抜かされるだろうから、イケるうちにハンデを稼いでおこうと思ったのだ。80kmを過ぎると「千本松橋(通称:めがね橋)」があった。大きな橋だが、ただの橋じゃない。下を大型船が通るのだろうか、橋を高く上げる為に両端が螺旋状になっているのである。膝を冷やしつつ螺旋のスロープを登る、登る、2周回。アイシングしていなかったら、途中で止まっていたかもしれない。物理的にも精神的にもハードだった。橋を渡りきり、対岸の螺旋スロープを降りる。見上げるとAッシーさん達も渡り切ろうとするところだ。並走してはいないが、3人でゴールを目指しているような心強さを感じながら、先に進んだ。あと8kmほどだ。13時間切りを目標にしたいが…難しいだろうな。

・・続く・・ (写真はWikipediaから拝借)

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2008年7月 8日 (火)

初ウルトラ90km完走記[6]

【60kmへ】「ま、ノンビリ行くか」ということで、充分に休憩をした6名は居酒屋エイドを後にした。数時間ぶりの集団走である。その中でも、私は90km組トップのKッシーさんと並走した。「いつ頃からウルトラを?」と問われ、「いえ、この90kmが初の挑戦です」「そうなんですか」。そして、私は秘かな計画を打ち明けた。「今日の90kmが走れたら、11月の『四万十川100kmマラソン』に応募しようと思っています」「四万十ですか、僕も申込みますよ」「そうなんですか」「でも、問題は抽選ですよね」。100kmウルトラで最も有名なのは歴史もあり規模も最大の『サロマ湖』だろう。東のサロマに対し、西のウルトラといえば高知県の『四万十川』であり、高い人気の為、抽選となるのである。高知県…そう、私こと“似蔵”には因縁の地でもある…。「抽選はどうなるか判りませんが、まずは今日の完走です」「その調子ならイケるでしょう」「ここまでは順調ですけど、これからは未踏の距離ですし、終盤にはきっと膝がダメになると思うんですよ。その時の為にサポーターも持ってきてます」「膝ですか。僕は足の裏が痛くなるんです」。いわゆる“足底筋膜炎”である。序盤、ベタ足のような走り方をされていたのは、その予防だったわけだ。なるほど。私の左足底も大いにその危険性があったのだが、テーピング効果か別段気にならない。走り方も、常時より足の上下動を抑え用心している。いや、最大の要因は今回の為に買ったNEWシューズが足に合っているということだろう。さんざん迷っただけに嬉しい。「痛くなる箇所は人それぞれなんですね」とKッシーさん。そう、いつも万全のランナーばかりではないのだ。皆、大なり小なり何がしか故障の不安を抱えながら走っているのだ…。

90km【67km過ぎ】6名の集団走もだいぶ縦に長くなっていた。最後尾はゆっくり余裕ペースのAッシーさん&Tッちゃんの240kmコンビ。その前にPントリーさん。その前が私。その前がKッシーさん。そしてトップは240km組のS猫さん…この方、さっきの居酒屋エイドを出る時「飲み過ぎたかな、ちょっと酔ったわ」なんて言ってたのに…恐るべし。私は酔っていなかったが…膝が…やはり…キタ…。国道を外れ、「浜寺公園」の公衆トイレで用を済ますと、カバンの中からサポーターを取り出し、右膝に装着した。「よし、これで大丈夫だな」。国道に戻り、追い抜かされたAッシーさん&Tッちゃんコンビを追走した。しばらく走り、「浜寺大橋東詰(68.6km地点)」にエイドカーが停まっていたので、皆に追い付くことができた。再び“泡タイム”。「さっき急に消えたよね?」とKッシーさんに声をかけられ、「トイレです。…ついでにコレ」と膝のサポーターを指差した。「大丈夫?」「大丈夫っす」(と、この時は思っていたのだが…)。そして程なく、6名揃ってRUNを再開した。いよいよ終盤戦!!

・・続く・・ [写真はサポーター装着前のもの]

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2008年7月 2日 (水)

創作劇出演者募集-12/21

先月WS発表公演を終えた「山科醍醐 こどもの創作劇」。その本公演を12月21日(日)に予定しています。現在、出演者募集中! 詳細はここをクリック 子ども達と大人達とが一緒にアイデアを出し合って作品を創っていきます。7/8(火)締切りですが、先着順で定員(子供20名/大人10名)に達し次第締切ります。お早目にお申し込み下さい。お問合わせ=山科醍醐こどものひろば事務所 TEL/FAX: 075-591-0877 E-MAIL: kodohiro@gmail.com

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2008年7月 1日 (火)

初ウルトラ90km完走記[5]

90km_3【40km過ぎ】りんくうタウンに入った。左手に広い海が見える。関西国際空港、離陸する飛行機も見える。普段ならまだ寝ている時間にこのような光景を見ながら走っている…不思議な気分。
ここまで3人で走ってきたが、徐々にYっさんが遅れだしていた。私とPントリーさんとは抜きつ抜かれつといった感じ。それぞれが自分のペースでゴールを目指している。泉南マリンブリッジ(43km地点)で写真を撮った時刻は6:40。前を行くPントリーさんが写っている。

【46.1km】第2チェックポイントのりんくうタワーの直前、90km組トップのKッシーさんを発見した。まさか追い付くとは思っていなかったのでビックリ。そんなに疲れた様子でもなく、トイレ休憩でもしていたのだろう。チェックポイントといってもスタンプとかが置いてあるわけではない。「ここでイイんですよね?」「ここのことでしょう」「じゃぁ、7:03」。なんとも呑気な雰囲気である。しばらく走るとエイドカーを発見した。3人で朝食タイム。日焼け止めを塗ったり、テーピングのチェックをしたり。「さぁ、行くか」となったが、私はトイレを借りに行ったので、2人には先行して戴いた。マイペースで彼らの背中を追う。

90km_2【58km辺り】阪神高速を上空に見ながら、岸和田港を過ぎると、さっきまで捉えていたはずのPントリーさんの背中が突然消えた。そんなに離されてしまったのか? と思いながら走っていると、国道の脇にエイド出現!? Yちゃんさん&Tコ姐さんによる私設エイドだった。先行していた2人もそこにいた。いやそれどころか、240km組の3人もいるではないか。なんと総合トップに追い付いてしまった!! 「居酒屋Tコ嬢」と呼ばれた充実エイドはすっかりサロン状態。飲めや食えや喋れや。長い人は30分以上ここで休んで(遊んで?)いるらしい。Tコ姐さんいわく「急いでゴールしても風呂屋が開いてへんし、時間調整も兼ねてゆっくりしていったらエエねん。ワインもあるわよ」楽しい雰囲気でみんな笑顔!! 私も発泡酒を戴いた。菓子パンもパイナップルも美味しかったー! 90km組のYっさん, Sさん, Kさんも3人で到着し、さっそく乾杯! 朝9時の宴会でみんな元気100倍!!

・・続く・・

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