マラニック [大文字山-琵琶湖-宇治-竹田](3)
さて、独りになった。カバンからチョコレートを取り出し口に頬張る。ちょっと前なら「甘いモノは好かん」と言っていたのに、レースのエイドで補給する度に生活にも入ってくるようになった代物である。「さて」と足に力を込め、歩き出す。腕を振って進む。しばらくしてラン再開。
【17:20/48km】観月橋。夕陽。「ゴールまで日没との競争だ」と気合いを入れる。外環状線を歩道橋で越える。坂を登る。見慣れた「御香宮前」の文字。大手筋で西へ曲がろうとすると、人出が多い。祭りだ。屋台も出ている(あとで聞いたが、Aッシーさんはここで泡注入をしたらしい)。大手筋商店街は人混み。「こりゃ走れんなぁ」と自身に言い訳をしながら、人混みの中を歩く。100円ショップでスポーツドリンクを購入。飲みつつ進む。商店街を抜けた。まだ陽は残っている。ここからラストランである。油小路に入り北上。お好み焼き屋やファミリーレストラン、知っている店ばかり。京セラ、パルスプラザ、あと少しだ。竹田の交差点が見えた。そしてゴールの「力の湯」が…見えた!!
【18:20/55km/Goal】東側から渡るのにややこしい信号で時間を取られたが、西の地平に薄暮が残る中、「やり遂げた!」のゴーーール!! Aッシーさんとも再会、無事のゴールを感謝した。今日のメンバーの1,2フィニッシャーだ(と、この時は思っていた)。
風呂。水風呂でアイシングをしていると、今朝会ったランナーがいる。後続とはだいぶ離れていたんじゃなかったか? もしかすると「宇治から電車で来たんですか」と訊ねると、「いいえ、ちゃんと走りましたよ」とのこと。とすると、100円ショップにいた時に抜かされたのか、はたまた油小路を北上していた時に西側を走っておられて気付かなかったのか…。あと2人と一緒だったそうだ。「と、いうことは5位かぁ…」。やはりまだまだ実力の差があるということを痛感しつつ、温冷を繰り返しゆっくり過ごした。そうして格別のBeerの夜が始まる。 --終--
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