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2006年12月12日 (火)

あしたの会『松本荘2』

先週末は金曜日の『カゴメの図鑑』を無事終え、土曜日に京都へ帰って来て荷下ろしを終えたのち、劇団あしたの会『松本荘の人たち その2』の受付要員に行ってきました。「耳の聞こえる者と聞こえない者が共に演劇を創ること、手話と音声という異なった表現方法を持つ者たちが共に舞台空間を創ること」を主旨とし、聾者と健聴者が一緒に演劇を創り続けて11年目の劇団です。劇団が旗上げする前から数名のメンバーは知っていたので、縁は長いですね。6年前に一度だけここの舞台に立ったことがあります。健聴者の役でしたが、聾のメンバーと話すのは、初めて使う手話でした。自己紹介で緊張しましたが、顔合わせの後、飲みに行って、“ビール、酒、美味い”という手話は自然に覚えていました。あれから6年振りの再会で、手話はすっかり忘れていたので、打ち上げに行くことは少し緊張もしましたが、“芝居が好き”という共通の思いが会話を楽しませてくれましたし、あらためて縁を確かめ合うことができました。

【ストーリー】聾の父親(源さん)と中途失聴が進行している高校生の息子(陽一)が住む「松本荘」の住人や周りの友人たちが繰り広げる夏の一幕。高校生になった時に「(聴覚障害者の為のではなく)普通の小学校の先生になりたいという夢を語った陽一。しかし一年後の夏、バンドでドラムを叩いている陽一は、周りの音が聴こえなくなって、リズムが合わなくなっていたことで悩んでいた。さらに大学に入った先輩が、板書が極端に少ない大学の講議についていけなくなって辞めてしまったことも耳にする。陽一は将来に対してすっかり不安になってしまっていた。沈みがちになっている陽一を元気づけるために、源さんとその仲間の“おっさん達”が和太鼓演奏に「挑戦」することになった。ステージ発表まで2週間、悪戦苦闘しながらも必死に頑張っている彼らの姿を見ているうち、陽一も再びドラムのスティックを握る…。

将来に対する不安というのは誰もが抱えるものだし、太鼓の練習に励む“おっさん達”の姿は観客全てにも「挑戦する勇気」を与えたのではないかと思います。聾者も健聴者も老若男女が一緒になって笑い、涙し、拍手する…受付要員としても、自信を持ってお客を迎えることができた二日間でした。

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