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2006年9月28日 (木)

大笹吉雄さん

今夜は『日本現代演劇史』をはじめ、新劇の歴史を綴った数々の著書で有名な大笹吉雄さんをお迎えしての“京都労演演劇講座”でした。「新劇の歴史 そして今、これから」と題したお話の中心は岸田國士の「演劇論」で、60年代以前の日本における“新劇”という言葉が狭義的であったことに警鐘を鳴らしていた岸田さんは、劇作家としてばかりではなく、日本に新しい演劇を創ろうという担い手の欠くべからざる一人であった。にも関わらず、その評価が低い(或いは認知されていない)ことに現代の日本の演劇の創り手・観客・批評家の認識不足(知らないということ)があることを指摘しておられた。また、先人が作り上げた“新劇”という言葉は今や死語である。悲劇も喜劇もリアリズムでもデフォルメも、現代の視点で真摯に創ることが重要で、形やスタイルを判断基準にして芝居を区別することは間違っている、とまとめられた。

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